心理療法の種類とその比較

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代表的な心理療法を知ることで知識を増やそう

心理療法にも種類があります。
心理療法とは、「物理的解決」「科学的解決方法」では無く対話や訓練を通して、精神障害などを回復へ導く療法の事を指します。

 

心理療法

 

例えばフロイトが考えた精神分析療法が第一にあげられます。

 

精神分析療法

フロイトが考えた治療方法は古典的ですが、カウンセリング業界におけるベースとして考えられています。

 

人は本能で生きていた時代から、理性的な考えを生み出し発展してきた種族です。
その過程で無意識に心に刻まれた経験や体験などが、精神に悪い影響を与えている場合に分析として用いられます。
抑制された無意識部分を「意識化する事」を治療の目的としています。

 

解り易く表現するならば、クライアント(患者)の心に影響を及ぼしている連想を把握し、心の奥底を分析していく心理療法になります。
トラウマになっている事などを探る療法でも使われます。

 

ゲシュタルト療法

心理学者であり精神科医でもあるフレデリック・パールズが提唱した理論が基となる心理学になります。パールズによると、人は様々な要素を足し集めたものでは無く、知覚や認知の部分の総体でも無い、トータル的にまとまりを作ると考えています。

 

ゲシュタルト(ドイツ語)とは全体や統合、形態という意味になります。
思いがけない自分に気づき、豊かな人格増へ導くための心理療法です。

 

来談者中心療法

臨床心理学者カール・ロジャースの理論になります。
人間は誰でも豊かに成長する資質を持っており、毎日の生活が成長を促すという考え方になります。クライアントの話を傾聴する事で信頼関係が生まれるが、共感は同感では無いとも言っています。

 

簡単に言うと、クライアントの話を聞いてあげる事により、クライアント自ら問題に気付くという心理療法になります。信頼関係があれば内的な世界を話し始めるので自己啓発に似ています。

 

行動療法

心理学者であったジョセフ・ウォルピが提案した理論になります。
不安や恐怖はそれらに拮抗する新しい反応を学習する事により消却する可能性があるという逆制止理論です。
人は何も無いところから始まり、周りの環境などにより左右されながら成長します。行動療法では本人が引き継いだ親からの遺伝や素質などは考慮しません。

 

特長として心理療法のよう長期にわたるカウンセリングなどは行わず、時間が短時間で済むメリットがあります。
最近では認知行動療法とも呼ばれています。

 

論理療法

クライアントが持っている考えや信念を問題にし、不合理な思考を変えていく療法です。
悲しみや嫌悪感を抱いてしまった事に対し、「ビリーフの修正」を行います。
※ビリーフとは思いこみや信念を指します

 

例えば人前に出てプレゼンテーションを行い失敗したとします。その失敗によりマイナス感情が生まれてしまいますが、そのマイナスの感情をプラスの感情と認知出来る様に改善するビリーフの修正をして行く事です。
パニック障害や摂食障害などでは効果が認められています。


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